| ||||
| |
||||
|
貧しく生まれる幸福 正岡子規 街角を曲がった途端、未知の風景と人の生活がある。「その角を 曲がれば 風の香る街」 |
||||
|
見立て 「なんの変哲もないタダの石ころ」は、その「生」の拒否感ゆえに、かえって私たちの記憶や想像力を激しく揺さぶってきます。 未亡人 一年の未亡人と 一日だけの未亡人との 違いは大きい。あれが同じ人だとは どうしても信じられまい。 一方は人々を遠ざけ、片方は千の魅力を備える (ラ・フォンテーヌ・ 寓話・沖積舎)
水芭蕉かがやきひらく遠雪崩 小林黒石礁 |
||||
|
向田邦子 目利きの山本夏彦氏が(向田邦子は突然あらわれてほとんど名人である)と書いているのを読んだことがある。私なら、こんな風に言われたら、うれしさのあまり死んでしまっただろう。 室生犀星 室生犀星 寂しき春 したたりやまぬ日のひかり うつうつまわる水ぐるま あおぞらに 越後の山も見ゆるぞ さびしいぞ
一日もの言はず 野にいでてあゆめば 菜種のはなは波をつくりて いまははや しんにさびしいぞ (詩に誘われて・柴田翻・ちくまプリマー新書)
村瀬 明道尼 塀のむこう さようならあ と手を振り すぐそこの塀の角を曲がって 彼は見えなくなったが もう 二度と帰ってくることはあるまい
塀のむこうに何があるか どんな世界がはじまるのか それをしっているものは誰もないだろう 言葉もなければ 要塞もなく 墓もない ぞっとするような その他国の谷間から 這い上がってきたものなど誰もいない
地球はそこから 深くかけているのだ 村野四郎の世界は意識の世界です。詩は単なる叙情ではなくて、さらに深い実在の探求であるのです。 (金子光晴・愛唱詩歌・作詩法入門・久保書店) |
||||
|
名文 「常山紀談」 「記述の文は簡にして切ならんことを要す」 |
||||
|
モダンアート 「外国産のモダンアートに、じめっとした湿度を加えたもの。それが日本のモダンアートだ」詩人小野十三郎の名句。 紋切り型への攻撃 すなわち、それは、紋切り型が例外的な特徴をそなえているからでは全くない、というのはそれが韻律や脚韻やジャンル(や家庭)と同じようにしてつくられたもので、ある種の思想に応ずる一定の実際的な領域に属するからである。それはただ紋切り型がより短いので、劇や抒情詩や、もちろん家庭より遥かに何層倍も、説明しーー判断するーーのが容易だからである。たとえば、嫌らししさの点ではかかわりのない人物があまたある中で、たまたま手近にいるものがわれわれのもっとも忌み嫌う人物になることよくあるのと同じなのだ。
モーパッサン 単純にもモーパッサンは、批評家(と小説家)は、「既成の小説にもっとも似ていない一切のものを探求すべきだ」といった。 百田宗治 もの 故藤沢修平氏は、作家がものを多く持っているということは恥じである。だが歳相応に自分も持っているものが多くなってきている。これからは持っているものを少しずつ減らしながら、すべてを手放した後に、ふっと消えるように自分の生涯を閉じることができたら幸せだとおもう、というようなことを書いていた。 モダン・ジャズ コンテンポラリー・ミュージク:既成の倫理が通用しない、すくなくとも「初歩的な」自立度が要求される。
|
||||
| ホーム 戻る | ||||